そうめんの思い出
両親が亡くなって、自分の薄給で喰っていくことになり貧乏生活が始まった頃 台所の隅っこの食品保管庫的な棚に、お歳暮やお中元で貰った箱が重ねてあった 「なんか食べ物入ってないかな?」と開けてみると とりあえず、そうめんが出てきたので ソレを主食にすることにした もちろん 茹でてツユをかけるだけでは、すぐ飽きてしまうので 茹でて豚肉とキャベツと焼いたり 揚げたりして食べていた で、結局 台所の隅っこの食品保管庫的な棚がカラになるまで5年かかった そして丁度その頃、物置部屋に積み重ねられていた贈答品で貰った洗濯洗剤の箱も なくなってしまい・・・齢30を超えて初めて『そうめんと洗濯洗剤を買う』という 行為をした。それが生まれて初めての行為だった それまで、洗濯機に入れる洗剤は『家のどこかを探せば出てくるもの』だった それまで、そうめんは『台所の棚の箱に入っているもの』だったので 『自分で選んで買ってきた洗剤』を初めて使った日は、なんとなく感慨深い思いがした そうめんは・・・うん、まぁ今でも貧乏生活を支えてくれる大事な食材ですヮw